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きよしこの夜…平和への祈り♪

NHK放送の番組【らららクラシック】で
今回紹介された曲は「きよしこの夜」。
クリスマスと言えばこの曲…「きよしこの夜」ですね。
この歌は約200年前、オーストリアの
小さな村の教会から生まれました。
作曲家・グルーバー(1787-1863)と
作詞した神父・モール(1792-1848)2人から
村人へのクリスマスプレゼントだったこの曲。
日本に伝わったのは、およそ100年前と言われています。

オーストリア・オーベルンドルフの小さな村の教会に
モールという若い神父が働いていました。
今日はクリスマスイブという日…一年で村が一番盛り上がる日です。
モールは村人達の為に、新しい曲を披露することを思いつきました。
そこで教会でオルガンを弾いてくれていたグルーバーに、
自ら書いた詞に曲をつけて欲しいと頼み出来上がったのが
「きよしこの夜」でした。
小さな村の教会の神父モールが書いた詞とグルーバーが作曲した
「きよしこの夜」は、貧しくもひたむきに生きる村人達へ、
2人からのささやかなクリスマスプレゼントだったのです。
その後、この曲は讃美歌集にも収められ、
小さな村からクリスマスプレゼントとして誕生した曲は、
宣教師達などの手によって、世界中に広められました。
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そして時を経た1995年、それまで見つかっていなかった
作曲当時の貴重な楽譜が発見されました。
1995年に発見された作詞者モールの自筆譜…。
これを見れば、この歌が六節まであった事がうかがえます。
DSCF4160.png




モール(1792-1848)がこの歌詞を書いた1816年は19世紀初頭、
ナポレオン戦争の嵐の中で、ザルツブルク周辺は
フランス、ドイツ、イタリア、オーストリアと
目まぐるしく支配者が代わり、長い間混乱が続いていました。
その混乱がようやく落ち着いたのが、1816年でした。
モールは戦争で荒れ果てた村を憂い、強く平和を望んでいました。
その思いを歌詞に込めたのでしょう…日本ではあまり歌われる事の無い
第四節に「私達全てを兄弟として恵み深く…」という歌詞が登場します。
世界は皆兄弟…この言葉に彼の思いの全てが凝縮されていると思います。
DSCF4161.png




『この曲が、ザルツブルク州出身の2人によって
書かれたことは誇りです。
世界中で愛されているのも嬉しい。
願わくば、モールが平和への祈りを込めた第四節が、
もっと歌われるようになって欲しいですね。』

と語るのは長年「きよしこの夜」を研究してきた
エヴィリン・ウィンクラーさん。
人類は皆兄弟…モールのメッセージは200年経った今もなお、
色褪せることなく、私達の心に訴えかけています。
司会者のお1人、石田衣良さんの
『モールは神に仕える身として、同じ神を信じている人間同士が
殺しあうのが耐えられなかったんでしょうね。』

という言葉が印象的でした。
番組の最後に、スペシャルバージョンとして、
ドイツ語の歌詞と日本語の歌詞を交え、
日本ではあまり歌われることのない、
第四節を含めた「きよしこの夜」を披露されました
DSCF4169.png




曲の歴史を学んだ後に聴く「きよしこの夜」…
感慨深いです







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