伯父の写真

数年前実家に、父母と同じ町内の方が
『我が家のアルバムの中からこの写真を見つけました。
写真の裏に名前が書いてあり、お宅のご家族の方ではないかと思って…』
と下の写真を持って来られました。
父が『わぁ~!兄貴だ』と驚いてました。
写真の裏には『○○隆男・19才』と書かれていました。
私の実家の苗字…私の旧姓はちょっと珍しい苗字なので
我が家の家族ではないかと思われたようです。
60数年前に戦死した伯父の写真が、
このような形で私達の元に帰って来るなんて感慨深いです。

残念ながら、ご覧のように色褪せてしまっていますが、
この写真に写っているのは確かに伯父です。
私が注目したのは伯父がかぶっている帽子の帽章…。
『自』の文字が…。
父にその事を話すと懐かしそうに笑って
『うん…兄貴はな、自動車の運転手になりたかったんだよ。』と父。
初めて聞くエピソードに少し驚きました。
てっきり職業軍人になりたくて軍に入隊したのかと思っていたからです。
『隆男おじさんにも夢があったのね。知らなかった…』と私が言うと、
『うん…そうだよ。』と父が呟きました。
伯父(隆)jj


戦場での伯父です。
父には歳の離れた兄が2人いました。
2人とも軍人で、1人は広島の原爆で被爆死。
この写真の伯父はソロモン諸島のブーゲンビル島に派遣され、
そこで戦病死しました。
10歳以上、歳が離れていた伯父と父。
幼い父をおぶったりして、良くおもりをしてくれていたといいます。
『あの時の兄貴の背中のぬくもりは今でも忘れられない』と言う
父の言葉に胸が熱くなりました。
伯父(隆)j


伯父には恋人がいました。
伯父は、戦場に出征する事が決まった時に祖父(父や伯父の父)に
『帰って来たら○○と結婚したい…』と打ち明けたそうです。
その言葉を聞いた祖父は『分かった。だから帰って来い…』と答えたそうです。
でも伯父が帰って来る事はありませんでした。
昭和19年にソロモン諸島・ブーゲンビル島という外地で亡くなった為、
伯父の戦死の公報は戦後数年経ってから届いたそうです。
この間、家族は勿論、伯父の恋人も『いつ帰って来るのか』と
首を長くしていて、伯父の恋人は『隆男さんはまだお帰りではないですか?』と
何度も何度も実家に尋ねて来られたそうです。
伯父が亡くなったと知らされた後、伯父の恋人が
どのような人生を歩まれたのか分かりません。
伯父達の古いアルバムの中には、この伯父の恋人の写真も貼ってあります。
今回届けて頂いた伯父の写真を、伯父の恋人の写真の横に貼りました。
私に出来る事はこれ位しかありませんから……。
享年23歳…
戦争さえなかったら、"運転手になる事""恋人との結婚"という夢が叶えられたのにと思わずにはいられません。
DSC02348a.jpg

松任谷由実さんのTROPIC OF CAPRICORN(南回帰線)…。
"短かすぎる命は
短かすぎる命は 愛の為だけにあるの
太陽も折り返す遠い海
戻れない情熱に身を任せて…"

この曲を聴くと海に囲まれた熱帯の島で亡くなった伯父の事を思い出す私です。




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Comments 4

軽四

 伯父上のお話、読み終えてもらい泣きしました
お国のため、君のため、家族のため、恋人のため
命を奉げられたとのこと、ただただ現在の我々が
あるを思い、感謝感謝です
 また、したかったこと・想いを寄せる人を
残したまま享年23歳という若さで靖国の英霊に
なられたとのこと、さぞかし無念な思いも
あったのではないでしょうか
 このようなお話をきくにつけ、本当に今の
日本でいいのかと、お詫びしたい気持ちで
いっぱいです
 今のような日本を作るために尊い命を奉げ
られたわけじゃないと思います
 行きすぎた個人主義、拝金主義、無責任
倫理観の欠如、犠牲的精神の欠如・・・
 戦後の幻想民主主義から解放されたいものです
 修学旅行にチュンや半島なぞ行かずに、
知覧と靖国に行き、英霊の遺書や未来の日本に
託した思いを勉強してもらいたいものです

2011-12-16 (Fri) 13:36 | EDIT | REPLY |   

軽四

 今日は非常に寒い
 あのヒルゼン焼きそばの故郷、蒜山は雪国に
なっております、なんせスキー場があるような
土地ですから
 同じ市内でも私のところは雪花がチラホラで
晴れ間ものぞいてます、もちろん積雪もなし
 ママさんのところはいかがですか
 ジュン君は元気ですか
 風邪などひかれず健やかにお過ごしください

2011-12-16 (Fri) 13:41 | EDIT | REPLY |   

じゅんママ

ありがとう♪

軽四さ~ん♪コメントありがとう

> 伯父上のお話、読み終えてもらい泣きしました
> お国のため、君のため、家族のため、恋人のため
> 命を奉げられたとのこと、ただただ現在の我々が
> あるを思い、感謝感謝です
> また、したかったこと・想いを寄せる人を
> 残したまま享年23歳という若さで靖国の英霊に
> なられたとのこと、さぞかし無念な思いも
> あったのではないでしょうか

伯父は熱帯特有の病、マラリアに冒されていたようです。
意識障害や腎不全などによる高熱と吐き気…。
それと同時に飢えの苦しみ…。
人間としての尊厳が木っ端微塵になって行く…。
どんなに故郷に帰りたかった事でしょう。
『もう二度と俺達のような思いをする人達を出さんでくれ…頼む…』
という伯父の声が聞こえて来るような気がします。

> このようなお話をきくにつけ、本当に今の
> 日本でいいのかと、お詫びしたい気持ちで
> いっぱいです
> 今のような日本を作るために尊い命を奉げ
> られたわけじゃないと思います
> 行きすぎた個人主義、拝金主義、無責任
> 倫理観の欠如、犠牲的精神の欠如・・・
> 戦後の幻想民主主義から解放されたいものです
> 修学旅行に中国や半島なぞ行かずに、
> 知覧と靖国に行き、英霊の遺書や未来の日本に
> 託した思いを勉強してもらいたいものです

皆さん想像して欲しいです。
もし愛する家族が戦場に送られ、
悲惨な最期を迎えたら…と。
歴史を学ぶ事と想像力…
これが今私達に必要なのではないのかなぁ…と思います。
未来の鍵は過去にある…この言葉をかみ締めながら
生きて行きたいと思います。

2011-12-16 (Fri) 15:36 | EDIT | REPLY |   

じゅんママ

ありがとう♪

軽四さ~ん♪またまたコメントありがとう

> 今日は非常に寒い
> あのヒルゼン焼きそばの故郷、蒜山は雪国に
> なっております、なんせスキー場があるような
> 土地ですから
> 同じ市内でも私のところは雪花がチラホラで
> 晴れ間ものぞいてます、もちろん積雪もなし
> ママさんのところはいかがですか

こちら熊本も、さ、寒~~い!v-393
さっきはみぞれが降ってました。もしかしたら雪が降るかも…v-276
熊本で雪が降ると子供達もですが、私達大人も
ワクワク気分になるんですよ~v-10
熊本で雪なんてめったに降りませんから珍しいんですv-352
だから(笑)、ちょっとでも積もると交通機関など
パニックにもなっちゃいますけどねv-356

> ジュン君は元気ですか
> 風邪などひかれず健やかにお過ごしください

じゅんは家族で一番元気で~すv-411
パパは相変わらずおデブちゃんで~すv-16
お腹触るとプニュプニュしてて気持ちいいで~す(笑)。
今夜は職場の飲み会だそうで~すv-306
温かいお言葉ありがとうございましたv-318

2011-12-16 (Fri) 15:54 | EDIT | REPLY |   

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